ふじもと歯科診療室

東京都稲城市東長沼3103-12
Tel/Fax: 042-378-7105

歯科衛生士さんを募集しています

 

今さら言うまでもなく、私が歯科医師になった35年前から、歯科衛生士さんの求人は沢山ありました。

 

そして、ここ10年ほどは、歯科衛生士という職業の認知度の上昇に伴って、引くあまたな状態ですね。 以前は患者さんから見ると、歯科衛生士さんと歯科助手さんの区別が良くわからない。 また、雇用側からも、あまり独立した業務に携わるということは、少なかったように思います。 そうした風潮の中で書いた文章が****以下の文章です。

 

平成5年に私自身が開業し、初めて歯科衛生士さんを雇用した時には、ハッキリと制服も別にし、当然ながら仕事内容も独立したシステムにしました。

資格を持っている人には、その資格に見合った環境が必要だからです。

 

そして時代は流れ、今や歯科衛生士としての業務にしっかりと就くことが当たり前になってきています。

さらにここ最近は、かつて無い程歯科衛生士さん不足が言われています。 それだけ歯科衛生士さんの業務が認知され、ニーズが増えたということなのでしょう。 個人的には喜ばしいことと考えています。

 

反面、いわゆる「定期健診」/SPT を歯科衛生士さんに丸投げしているようなシステムの歯科医院も散見されます。 当診療室では、施術は歯科衛生士さんの裁量に任せていますが、最終チェックは歯科医師が必ず行っています。 これは、歯科衛生士を信用していないのではなく、診るポイントが違うからです。

 

ところで残念なことに、歯科衛生士さんの就業人口分布は20~30歳代が中心で、40~60歳代になると激減します。

私はこれがもったいないな〜と、強く感じています。

技術的なことはもちろん大切ですが、患者さんの通院意欲・健康増進意欲によりそうには、ある程度の人生経験があったほうが望ましいと思うからです。

 

しばらく歯科衛生士の仕事から離れていると気後れするかもしれませんが、私はこうした「眠っている歯科衛生士さん」が歯科界に復帰してくれることが、今後の歯科界にとってとても大切と思っています。

いきなり就職のための面接というとハードルが高いと思いますが、「最近の歯科医院ってどんな感じ?」と知りたいという程度の動機で充分ですので、見学に来てもらえると嬉しいです。

 

見学は、いつでも電話で申し込んでください(診療時間中にお願いします)。 時間帯は、一日でも半日でも都合の良い時で大丈夫です。 白衣の貸し出しもあります。

 

************************************************** ***************なお、下記は2007年に書いた文章です。さすがに古くさい内容になってしまいましたが、明るく楽しく患者さんのために働くことを楽しめる人を希望しています。 また、歯科医院はそれぞれ同じ道具でも呼び方が異なったり、施術もやり方が異なっているものなので、それまでの経験などに合わせて業務内容や担当患者さんを選択するように心がけています。またそれに伴い研修制度も作っています。 長い文章ですが、ご一読くださると、うれしいです。

 

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衛生士学校を卒業したての方に、学生の時に思い描いていた歯科衛生士とはどんなものだったの?と聞くと歯科医師のアシスタントをするのが歯科衛生士の主な仕事というイメージを持っている人がまだまだ多いようですね。実際、実習に出てもほとんどの実習施設ではアシスタントワークが主であったと聴くことが多いですし。

 

しかし私は、『歯科衛生士さんは、もっとやるべき本来の仕事があるのではないか?』と、考えています。

 

歯科医師のアシスタントワークが必要ないと言っているのではありません。 ただ、近年、予防歯科の概念が広まって来ている中ではたして、歯科医院に勤務する歯科衛生士さんは歯科医師のアシスタントワークが主な仕事で良いのでしょうか?

 

皆さんは歯科衛生士さん向けの雑誌「歯科衛生士」や「デンタルハイジーン」という本を読むこともあるでしょう。その内容を見て今の自分の仕事と掲載されている内容に戸惑いや、隔たりを感じたことはありませんか? でも、良く考えて下さい、こういう雑誌に載っている内容や出て来る衛生士さんと自分達の仕事がまったく違ったものではいけないと思いませんか? または、自分もそこに近づきたいと思いませんか?

 

当院では、治療中心の医療ではなく、予防中心の医療を目指しています。平成5年の開院当初より歯周治療を中心においた治療を行なって来ましたが、同時に、う蝕予防、歯周病予防のプログラムを導入し、治療と予防(メインテナンス)の2つの柱をもって治療を行なっております。

 

つまり、う蝕や歯周病など、すでに疾患を持った患者さんには十分な治療を施し治癒した状態を長く維持し、再発しないためのメインテナンスプログラムと、う蝕や歯周病の疾患を持たない患者さんには、今後もう蝕や歯周病が発生しないような予防プログラムを中心にメインテナンスを行うというものです。

 

そして、一連の予防メインテナンスプログラムを行なう上で、主役となるのは歯科衛生士さんです。

 

具体的な仕事の内容は、う蝕予防のためのリスク検査(サリバテスト、口腔内写真撮影、う蝕の診査など)、う蝕予防についての患者さん啓蒙活動(ブラッシング指導、食餌指導、予防処置、(PMTC、フッ素塗布、シーラントなど)など。 また、歯周病治療と予防(メインテナンス)として歯周組織検査、患者教育、指導(歯周病のモチベーション、検査結果のインフォメーション、ブラッシング指導)、スケーリング、SRP、予防処置(PMTC、歯周テプライトメントなど)などです。

 

さらに、1人1人の患者さんに対し長期のメインテナンス、ひいては一生のお付合いと考えておりますので、1人の患者さんに毎回違った複数の衛生士さんが対応するよりも1人の衛生士さんがその患者さんの担当としてお付合いすることにより、より強い信頼関係を築くことが出来ると考えますので、担当制を導入しております。

 

現在、ユニット2台は歯科衛生士専用のユニットとして、メインテナンスの患者さんを中心に診ております。 このように『1人の歯科衛生士さんが担当の患者さんを受け持ち、専用ユニットで対応するというシステム』には当然1人の歯科衛生士としてプロフェッショナルフリーダムが与えられるわけですが、反面、歯科衛生士さん個人の責任も出てくることになります。そこで衛生士さんが歯科衛生士としての業務を確実に遂行できる能力を養うためには十分な研修をしなければならないと思います。当院では院内の研修や院外での研修会の出席など積極的に行い、歯科衛生士としてのレベルアップを図るためのプログラムも準備しております。

 

責任は重大と、思いますか?それとも楽に仕事がしたいですか?

 

あなたは、これから歯科衛生士として、どんな生き方をしたいですか?お金のために、生活のためだけに働く歯科衛生士でいいですか?それとも、患者さんのため、自分を高めるために働く歯科衛生士さんになりたいですか?

 

私たちは患者さんの笑顔を創造し、患者さんに幸福な人生を過ごして頂くための手助けができればと考えて、日々の診療をしています。 患者さんから感謝の言葉を頂いた時のことを想像してみて下さい。 それは、私たち歯科医療従事者にとって、この上ない喜びではないでしょうか?

 

もしかすると、他の歯科医院より少し大変かもしれません。しかし、とてもやりがいのある仕事をしていると感じてもらえると思っています。

 

長い長い文章に、最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。 ここまで読んで頂いて、少しでも感じるところのある衛生士さん、ぜひ一度見学に来て下さい。私は、職場選びは、お互いの相性がとても大切と考えています。 なお、面接だけというのは、一方的な採用方法と考えております。

 
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まずは実際に現場を見てもらい、「面白そう」と思ったら面接、という流れで採用活動をしています。 見学はいつでも、また見学時間は何時間でもかまいません。前日までに電話で申し込んでいたければ大丈夫です(休憩時間は電話にでませんので、診療時間内にお願いします)。

 
 

歯科助手さんを募集しております

 
 
 

歯科助手さんの仕事は、最初は覚える事も多く、なかなか大変と思います。 また、経験があっても、歯科医院はそれぞれ独自のやり方があり、そこに合わせてもらうことも大変かもしれません。簡単にできる仕事ではないかもしれません。

 

当診療室では、歯科医師>歯科衛生士>歯科助手というようなピラミッド構造の職場ではなく、皆がそれぞれの立場で仕事をし、意見を言う関係をオープン当初から維持しています。

 

経験の有無は問いません。 また、見学ご希望の方は事前に電話をいただければ見学可能です。

 

Last-modified: 2022-12-19 (月) 08:44:20 (725d)